人材紹介会社からブラック企業の案件を受けないために

人材紹介会社によるブラック企業の紹介を回避の方法

それは、言うまでもなく、良いエージェント(人材紹介会社)に出逢うことです。

悪い人材紹介会社は、自分たちの収益・利益だけを考えており、良い人材紹介会社は、求職者(仕事を求めている人)のキャリア形成を考えています。

難しいのは、人材紹介会社は、企業の規模が大きければ良い会社という訳ではないことです。

少人数の人材紹介会社であっても希少な人脈(情報)を持っている。またはそれぞれの業界に精通している。そして仕事を探している求職者のスキルを業界を横断して展開できる能力のあるコンサルタントの方も多くいらっしゃいます。

逆に大手においては、社会経験のない新人がその企業にある情報力だけを頼りに、求職者にそぐわない適当な人材紹介を行っているケースも少なくありません。これは本当に求職者及び企業の人事担当者にとってはただの時間の無駄です。

また最悪なのは、離職率が一定高かろうが、収益をあげるためにブラック企業の案件を紹介する人材紹介会社(またはコンサルタント)が存在することです。

よい人材紹介会社(エージェント)か見抜く方法は簡単です。
それは、人材紹介の収益構造を理解し、厚生労働省の人材紹介会社別の公開情報を見れは直ぐにわかります。

人材紹介会社の収益構造
民間の人材紹介ビジネスの収益の仕組みは、非常にシンプルで、ほとんどの場合において、職業紹介が成約したら企業から紹介手数料として年収の30%~40%を受け取るというものです。いわゆる成功手数料というものです。(職種によっては数万単位や70パーセントというものもあります)

年収500万の求職者を企業に紹介した場合、150万~200万の紹介手数料を求人企業から人材紹介会社は受け取ります。(この手数料は、求職者の年収から控除している訳ではない)

手数料が高いと思う方もいるかもしれませんが、人事の採用担当が、広告会社又はインターネット媒体に求人広告を記事を考えて、掲載して、採用の一次面接等のコストを省けると考えると一概に高いということもないです。

人材紹介会社には法律で定められた公開情報があります。

職業安定法の改正により2018年1月1日より、人材紹介会社(有料職業紹介事業主)は、法律にて次の情報を『厚生労働省職業安定局の人材サービス総合サイト』にて公開する義務を負っています。

(2018年現在、この情報が掲載されていない人材紹介会社は違法状態ということになります)

・就職者:年度にて人材紹介会社経由で職業紹介が成立した人数です。この実績がなければ、許可の免許(ライセンス)はあるが、何もできないエージェントということになります。

・無期雇用のうち6か月以内離職者数:この数値が重要で、仮に100人の就職者数がいてても6か月以内に30人離職者がいる場合、この30人にとっては、6か月の経歴は、次の転職において有利な経歴とは言えません。しかし、人材紹介会社には一定の紹介手数料が入ることになります。言うまでもなく、離職者数の割合が少ないことがよいエージェントということになります。ただし、0%ということも実際はなく、目安とすれば、2~3パーセントが妥当かと思います。

※法律が改正された直後のため、経過措置として、2018年現在はこの数値が入力されてませんが、2019年5月以降、この数値が記載されることになります。

・返戻金制度:この制度の一例をあげると紹介した人材(就職者)が求人企業に入社後が3か月で離職した場合は、紹介手数料の50%を人材紹介会社から求人企業に返却するというものです。返却対象の期間及び額(率)は、会社ごとに異なる若しくは個別の契約毎に異なります。

この制度の有無は、非常に重要で返戻金制度が「無」の人材紹介会社への登録(求職申込)は控えた方が賢明です。なぜならば、返戻金制度がないエージェントは、初めから就職者の定着率など頭にないと考えても良いからです。

(日々紹介、または短期の契約社員等の紹介を専門にしている紹介会社は除きます)

・手数料:この数値はあまり重要でありません。先ほどの紹介手数料率30~40パーセントが相場と言いましたが、求人企業と人材紹介会社の紹介料手数料率は契約として30パーセントとしても厚生労働省への届け出を100パーセントにしているケースが多くあります。

有料職業紹介事業は、許認可事業のため、人材サービス総合サイトに掲載のない人材紹介会社はありません。(違法な無許可事業者でない限り)

人材サービス総合サイトでの検索方法について
少しだけサイトの用語がわかりにくいため説明しときます。

「職業紹介事業」をクリックして、区分にて「有料職業紹介事業」をチェックし、「事業主名称」に人材紹介会社の企業名を入力します。そして最後に都道府県(全国でも良い)を選択し検索します。これで上記の公開情報を見ることができます。

転職や就職活動に何処まで重みを置くかにもよりますが、少なくとも自分の人生の一部を預ける気持ちであれば就職活動のお世話をしてくれるエージェントのことを知ることは重要かと思います。

会社単位で人材紹介会社の良し悪しは言えない場合もあります。

人事紹介会社は良くても担当してくれるコンサルタントが悪いという場合もあります。

そのため担当者(コンサルタント)の経験・力量をみることも重要です。

コンサルタントの中には、まったく紹介する業界やこちらのキャリアのことをわかっていない人も多いのは事実です。

ここは、こちらに一定の知識・経験がないと判断難しいのですが、直感的に話してて「あれ、なんかこの人わかってないかも」という感覚も重要です。

またレスポンスが悪いコンサルタントも信用ができません。なぜならば、求人企業と求職者の間を取り持つ(お世話をする)のが仕事なのに、その連携ができずに一方的に自分の都合を押し付けてくるようなコンサルタントにキャリア形成(人生の一部)を託せれないと思います。ただし、エントリー求人の結果などは、企業によっては、1か月くらいかかる場合もあるそうです。

まあ、人材紹介会社の人からしたら、わがままな求職者も多いのかもしれませんが、良い人材紹介会社での良いコンサルタントとの出逢いがありますように。