続・やる気のない週末ルーティーン

▼COJITSUKE
スピードバランスが凄く乱雑だったり、
メインとサブのタイミングがバッティングしていたり、
ついでにサウンドエフェクトが轟音だったり。
僕のテロップ人生の中で、おそらくあらゆる面で、
本動画は僕のチャンネルの中でも雑作なのだ。
でも、動画を見てほしい。
これは失意、つまりこの動画の本質は人間味なのである。
1回見ただけでは人間味の本質がわからないように、
この動画も1回見ただけでは全て頭に入らないかもしれない。

▼雑記

「おい、ブラ男。知ってるか。営業マンはNOと
言われてからが本番だからな。絶対にあきらめんなよ。」

30分前、客先でそう僕に言い放つ先輩は、眉間に皺を寄せる客の前で
笑顔を絶やさず営業トークを続けている。
顧客に「帰れ」というオーラを出されながらも先輩は奮闘していた。(多分気づいてない)
僕はそのシュールな様相に肩を震わせながら
下を向きペリカンのような顔つきで笑うのを堪えていた。
僕は先輩を尊敬している。
先輩は、僕に身を挺して営業というものを教えてくれたのだ。(クレームになってた)

とある日。
僕が定時で帰ろうとした矢先の事。
僕の背中に怒号がぶつかった。
先輩である。
わりとけっこう顔を真っ赤にして僕を見ている。
一昔前の若者言葉で言うなれば、こうだ。「キレている。」

僕の心臓が波を打つ。
周囲の社員も僕に注目する。
僕のハートがより、ビートを刻みそうになった時。
僕は気づいた。
先輩はNOと言っている。

なんという殊勝な先輩だ。
オフィスで悪者になってもなお。
僕に営業というものを教えようとしている。
先輩はNOと言いながら、言っているんだ。
ブラ男、ここだぞと。

僕もすかさずNOと言った。
「今日だけは帰らせてください。」
明日も明後日も多分使うだろう台詞。
先輩のハートにもガツンときたようだ。
よりオフィスに響き渡る怒号。
FAXの電子残音と入り交じり、先輩の怒号が僕にはセレナーデに聞こえた。
先輩が眉間に皺を寄せながらNOと言う。僕は、いつかの先輩のようにヘラヘラ笑いながらNOという。
先輩、僕、営業出来てますか?

先輩の定時退社ロールプレイングはとても強敵だった。
二人ともNOを繰り出し合い数分後、僕はYESと言った。
瞬間。先輩がついた溜息が、相次ぐNOのピリオドに聞こえた。
更に言うなれば、僕には落胆に聞こえたのだ。
先輩を失望させてしまった。
僕は拳を握り込みながら着席した。

先輩がトイレに立った刹那。
僕は先輩をガッカリさせたくない一心でオフィスを飛び出していた。
あの時にオフィス街を走り抜けて感じた風は、今でも忘れない。
僕が営業マンとして本当の意味で、デビューした時なのだ。

と、いうことで、本日は失意のルーティーンです。
世界線は変わってなかった、そんな週末の話。

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